Simplify Your Stack (and Save!): A Guide to Linking Your Auth0 Tenants
Simplify Your Stack (and Save!): A Guide to Linking Your Auth0 Tenants の翻訳です。
Customer Advocate として、私はスピード感のある多くのチーム――特にスタートアップや非営利団体――と話す機会があります。みなさんは素早く動き、革新し、素晴らしいものを作っています。そして、ときに「速く動く」ことは技術的負債が忍び寄ることも意味します。しかも、意外なところで発生します。そう、アイデンティティとアクセス管理(IAM)の構成です。
私が最もよく耳にする課題は、複数の Auth0 テナントの管理に関するものです。
- 何年も前に、今は存在しない古いプランのまま、サイドプロジェクト用に新しいテナントを立ち上げた
- 本番用とステージング用にテナントを分けて作ったが、いつの間にかそれぞれが別の課金プランで稼働していた
- チームが成長して 2 つ目のテナントを追加し、機能セットの違いを気にしながら 2 枚の請求書をやりくりしている
悪いニュースとしては、(本来は統合できるのに)別々の古いプランを 2 つ分支払っていたり、そもそも「課金や機能管理を一元化できる」こと自体を知らないケースが少なくないことです。
良いニュースもあります。Auth0 にはこれをシンプルかつ強力に解決する方法があります:Auth0 Team によるテナントのリンク です。
なぜテナントをリンクすべきか
セルフサービスのお客様(Free、B2B、B2C プラン)にとって、Auth0 の Team という概念は、組織面・財務面の整理を進めるための基礎となる鍵です。
複数のテナントを 1 つの Auth0 Team の配下にリンクすると、主に 3 つのメリットがあります。
1. 請求の一本化とシンプル化
これが一番大きいメリットです。別々の請求プランの下に 2 つのテナントがある場合、必要以上に支払っている可能性があります。
複数のテナントを 1 つの Team にリンクすると、リンクされたすべてのテナントの請求が統合されます。複数の請求書を受け取り管理する必要がなくなり、重複した機能や古いプラン構造に対して支払ってしまうリスクも減ります。代わりに、すべてのサービスにおける総利用量を反映した、1 つの統合請求になります。
これは、バーンレート(資金消費)を注視するスタートアップや、1 ドルでも価値を最大化したい非営利団体にとって特に重要です。
2. 機能とプランの統合
テナントのリンクは、請求だけでなく「機能へのアクセス」も整理します。
プラン機能は Team レベルで管理されます。プランをアップグレードしたり調整したりすると、その変更はリンクされたすべてのテナントに同時に適用されます。これにより「どのテナントでどの機能が有効だっけ?」という混乱がなくなり、(dev / staging / prod など)環境を跨いでも一貫した開発体験を得られます。
3. アカウント管理の簡素化
速く動くチームでは、必要に応じて別の開発者やメンバーがテナントを作ることがあります。時間が経つと、管理の構造が散らばってしまいがちです。Team の下にリンクすることで、単一の組織的な傘の下にまとめられ、管理が容易になります。さらに 一貫した機能設定とアクセス制御 を担保できます。
制限を把握しよう:セルフサービスプランに含まれるテナント数
セルフサービスの B2C / B2B 顧客では、1 つの Team 配下にリンクできるテナント数は、利用しているプランによって決まります。
この構造は、(開発・ステージング・本番など)重要な環境を分離しつつ、環境ごとに別料金を払わなくて済むように設計されています。
| プラン種別 | プランティア | Team に含まれるテナント数 | 推奨ユースケース |
|---|---|---|---|
| 全プラン | Free | 1 | MVP またはテスト用の単一テナント。 |
| B2C/B2B | Essentials | 3 | 開発・ステージング・本番を別テナントで分離。 |
| B2C/B2B | Professional | 6 | 複数環境、sandbox 専用テナント、または feature branch テスト用のテナント分割。 |
主要な Team のサブスクリプション外で動いているテナントがある場合、そのテナントは別コストが発生し、機能もメインプランとは独立して利用されている可能性が高いです。リンクすることで、それらをプランに含まれる上限の範囲へ取り込み、追加コストを解消できます。
利用上限に関する注記: テナントをリンクすると、プランで定義された Team 全体の利用上限(Monthly Active Users、Enterprise Connections など)を共有します。例えば 3 テナントを含むプランの場合、3 テナントすべてが合算されて MAU 上限にカウントされます。
はじめ方
複数の請求書管理をやめて、スタックをシンプルにしたいですか?複数テナントを管理していたり、統合すべきテナントに対して支払いが発生しているかもしれないと感じる場合は、次の手順で整理を進めてください。
- 現状を確認する: Auth0 Dashboard にログインし、テナント一覧を確認します。統合したいテナントを洗い出してください。
- 手順を確認する: テナントのリンクは通常、Team Owner または適切な権限を持つ Admin が実施します。
- 実行する: 過去のテナントが別課金になっている場合は、Customer Support に連絡するか、ドキュメント に記載のセルフサービス手順に従って、スムーズに統合できるよう進めてください。
テナント分離に関する注記: テナントを Team にリンクした後も、各テナントはアプリケーション、ユーザー、設定に関して分離された独立環境のままです。つまり、ユーザーアカウントがテナント間で自動的に共有されることはなく、各テナント内で別々に管理します。
数分かけてテナントの棚卸しと統合を行うだけで、プロダクトが成長するにつれて大きなコスト削減につながり、より明確で管理しやすいアイデンティティスタックになります。シンプルにできるのに二重払いはもったいないですよ!